[ヴァイングート・ケーニンガー　ピノ・ノワール”フォン・グラニット"　2019]

《ワイナリー情報》 ヴァイングート・ケーニンガーはドイツ・南部のバーデン地方にて、2000年に3haの畑からスタートしましたが、 現在は8haを超える畑を所有し、伝統と革新を合わせもつ取り組みで成長し続けています。 地域の自然に配慮した、サステイナブルなワイン造りを大切にしています。 ワイナリーの畑は主にグラニット（花崗岩）土壌、堆積系のレス土壌が中心で、 それぞれの土壌がワインのキャラクターに特徴を与えています。 グラニット（花崗岩）の土壌の方は特に鉱物的でミネラリーな味わいが特徴的。 堆積系のレス土壌は対象的で、石灰質や鉄分を含む砂質土壌を多く含んでいるので、 軽やかでフルーティなタイプの味わいになり、特に白ワインに向いています。 ワインメーカーであり、オーナーのトビアス・ケーニンガー氏は、幼少のころからブドウ畑で遊び慣れ親しみ、 醸造を学んだ後、国内外のワイナリーでの研修を経て、 2000年についに自身の名を付けたワイナリーを開始し、良質なワインを造り続けている、注目の若手生産者です。

《商品情報》 品種はシュペートブルグンダー（ピノ・ノワール)。 世界的に人気の高貴品種で、ドイツでも各ワイン産地で栽培されていますが、 バーデン地方は南部に位置することから、比較的温暖な気候のため赤ワイン製造が中心で、この品種においても良質なワインを生み出しています。 グラニット（花崗岩）土壌の畑で栽培された葡萄を、健全な葡萄だけを厳選して手摘みで収穫。 このグラニット土壌特有のミネラル感をワインの味わいの特徴として与えています。 醸造は、’vat'と呼ばれる伝統的な開放型の木樽発酵槽で25〜28℃の温度で40日間発酵が行われます。 発酵後、果汁は2年使用した古樽で15月間熟成されます。

《テイスティングコメント、お薦めフードペアリング》 完熟した赤いベリーの果実味の香りが華やかに広がります。 味わいは、完熟した果実味の凝縮感、豊かな酸味、複雑さもあり、長い余韻が続きます。 お薦めのフードペアリングは、鶏肉料理、マグロやカツオのお刺身等、和食との相性もいいと言われます。